軽度のカントン包茎なら自分で治す方法もある

手術をせずにカントン包茎を治す方法とは

カントン包茎は包皮口が狭く亀頭が露出できない症状であり、無理に皮を剥こうとすると、痛みや腫れなどを引き起こす場合があります。不衛生になりやすい、性感染症になるリスクが高いといったデメリットがあるため、早めに治療をすることが大切です。仮性包茎とは異なり、病院の泌尿器科では健康保険を適用する形で手術を受けることが可能となっています。

ただし保険適用で手術を受けると術後の見た目が不自然になりやすいため、治療を躊躇する方も少なくありません。見た目に配慮した美容医療治療ならより自然な形に治すことができますが、保険適用外となるため費用が高くなってしまいます。

症状が軽度なら自分自身で治すことができる、という意見もあるようです。矯正器具を使用して狭すぎる包皮口を広げ、亀頭を露出させていくという方法です。包皮口があまり狭くない、軽度の症状であればこうした方法でカントン包茎を改善することも可能かもしれません。

成人の場合自己治療は難しい

まだ成人になっていない、14~5歳程度の方であればカントン包茎が自然に治ることもあるといいます。体の成長に伴い内側から包皮口が自然に広がっていき、亀頭が露出するようになるケースもあるのです。しかし包皮口がかなり狭く症状が重いカントン包茎になっている場合、また成長が終わった成人の場合は、自然治癒することはないとされています。

ごく軽度な症状であれば、自分自身で包皮を広げるといった方法で、ある程度改善することが可能かもしれません。ただし無理な力を加えて包皮を広げてしまうと、痛みや腫れなどが生じる恐れがあります。亀頭包皮炎になるリスクもあるため、無理は禁物です。

成人になっておらず、症状も軽度だという場合には慌ててクリニックで治療を受ける必要はないでしょう。成人以降で重度のカントン包茎に悩んでいるのなら、無理に自分自身で治そうとせず、クリニックで診療を受けたほうが安心だといえそうです。

まとめ

カントン包茎によって炎症が引き起こされてしまうと、包皮と亀頭が癒着し症状が悪化する恐れがあります。ごく軽度な場合は、専用の器具を用いて包皮口を広げて自己治療をする、という選択肢もあるかもしれません。

しかし症状が重い場合や、炎症等のトラブルが起きている場合は、医師に相談をすることが大切です。成人の場合基本的に自然治癒しないといわれていますので、無理に自己治療を行わず、専門クリニックで受診をしたほう安心だといえます。