男性にとって包茎であるというのはとてもデリケートな問題です。誰かに相談するといっても恥ずかしくて誰にも言えないと一人で思い悩んでいるという人は少なくありません。
仮性包茎であれば大きな問題にはなりませんが、真性包茎やカントン包茎の場合には放っておくと他の病気になりかねないため、放っておくのはNG。きちんと治療をする必要があります。特に成人してからも放っておくのはかなり問題です。そこで今回は包茎とは何なのか、放っておいた場合のリスクやどうやって治療をすれば良いのかについて紹介していきたいと思います。
包茎の種類について知ろう
包茎には仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の3種類があります。一番多いのが仮性包茎で、日本人男性の約7割が仮性包茎であるといわれています。仮性包茎は亀頭が包皮を被っているものの、包皮を引っ張れば亀頭がきちんと露出する状態です。
仮性包茎は基本的に治療をしなくても問題ありませんが、包皮の中が洗いにくく、湿度が高く雑菌が繁殖しやすいため、カンジダのような性病になりやすいというデメリットがあります。そのため仮性包茎でも包茎手術するという人も少なくありません。しかし一般生活には支障がないため、保険は適用されないことが多いです。
真性包茎は成人していれば通常包皮が亀頭から剥離している筈なのに癒着したままの状態であることを指します。包皮口が大きければステロイド剤で剥離させることができますが、包皮口が小さいと亀頭を露出することができなくなってしまうのです。
この包皮口が小さく亀頭を出すことができない状態で、無理矢理亀頭を露出させて元に戻せなくなった状態をカントン包茎と言います。このまま放置していると亀頭が鬱血したりして、壊死してしまうということもあるのです。カントン包茎の場合には無理に亀頭を露出させたりせずに、早期に治療をしなければいけません。
手術しないでカントン包茎を治すことはできるの?
気になるのがカントン包茎を手術せずに治すことができるのかということ。手術となると結構ハードルも高いため決心するのにも覚悟が要りますし、成人前であれば親の承諾も必要になってきます。たとえ親と言ってもカントン包茎であることを告白するのは勇気が要りますよね。
カントン包茎を手術せずに治療することができるかというと、確実に治すことができるとは言えません。それだけカントン包茎というのは重度の包茎なのです。しかし確実ではないとはいえ、方法がない訳でもありません。まずはそれを試してみてから手術へと進むことをおすすめします。
カントン包茎の原因は包皮口が小さいことが原因です。そのため包皮口を広げられるようにすることが重要です。
包皮口を広げるためにできることは毎日勃起した状態で亀頭を露出させるように引っ張ること。とても簡単ですが塩梅が重要です。無理矢理亀頭を全部出そうとすると、戻せなくなって亀頭が壊死し始める可能性があります。そのため少しずつ無理のない範囲でやるようにしましょう。
この時そのままの状態で包皮を引っ張ってしまうとかなり痛いです。ローションを使って滑りを良くしてから引っ張るのがおすすめです。
どうしても駄目だったら手術しかない
カントン包茎を放っておくのは危険なため、自力でどうにかできなかったら手術をする必要があります。成人前だと親の承諾が必要になるため、成人した後にするのがおすすめです。
手術をする場合、専門クリニックか泌尿器科で受けることができます。仕上がりは専門クリニックの方が綺麗ですが、保険が適用されないため費用がかなり高めになり、10万円から30万円かかってしまうのです。カントン包茎は生活に支障があるため泌尿器科で受けても保険が適用され、3万円から5万円とかなり自己負担金額が安くなります。その分仕上がりはそれなりと思っておきましょう。
専門クリニックでは亀頭直下埋没法が取られることが多く、性感帯を温存しつつ治療する方法になります。見た目も良く感度も維持できるということで、今一番人気の手術法です。一方クリニックで取られるのは環状切除術という余った包皮を切り取って、亀頭の下側で縫合する方法になります。
それぞれメリットとデメリットが異なるため、最終的に費用を取るか術後の見た目や感度を取るかということになります。事前にカウンセリングで相談をすることができるので、自分の経済事情を考慮して決めるようにしましょう。
まとめ
カントン包茎の人は成人男性の約1%と言われていて、そう多くはありません。だからこそ誰かと違っていることが気になりますし、相談することができないという人も多いです。カントン包茎は別段恥ずかしいことではなく、生まれつきのものになります。
手術をするとなると日帰りなのでいつでもできるのですが、術後の痛みもあるため日程も考慮しなければいけません。学生であれば長期休みを、社会人であれば有給を使ったりしてその後体を休めることが必要です。きちんと手術を受ける場所、手術方法、日程を考慮して手術を受けるかどうかを決めるようにしましょう。
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